こんにちは、はなです。
トイレトレーニングって何から始めればいいんだろう?
これからトイレトレーニングを始めようと思っているけど、いつから始めるか、何を準備するか、どう進めるか…分からないことが多く不安を感じている人も多いと思います。
うちの娘の場合、幼稚園の満3歳児クラスへの入園に向けて、2歳半頃からトイトレを始めたけど…いろいろあったなぁ
この記事では、トイレトレーニングの全体の流れと具体的な方法について、経験談を交えて紹介していきます。
トイトレに困った時にこの記事を読めば、解決策や新しいアイデアに出会える!そんな読みやすい辞書のような記事を目指しています。
新しい情報があれば追加していくので、これからトイレトレーニングを始める方も、すでにトライしている方も、ぜひ参考にしてください。
子どもと一緒に楽しく、焦らず進めていこうね。
読みたいところまで目次からジャンプできるよ!
トイレトレーニングとは、子どもが自分でトイレを使うための練習
トイレトレーニングとは、子どもが自分の意志でトイレを使い、トイレで排泄できるようになるための練習のことです。
おむつからトイレへの移行は、子どもにとって大きな変化。子どもの自立心を育てたり、自己管理の感覚を学んだりと、心の成長にとっても重要な役割があります。
トイレトレーニングはいつから始める?子どものサインを見極めよう
1歳でトイトレとかオムツ外しを始めたってたまに聞くけど、うちも早くに始めるべきなのかなぁ?
「オムツなし育児」というのを聞いたりするよね。
でも、早ければいいってものでもないよ!個人差も大きいから、子どもの様子をしっかり確認することが大事!
早期(2歳より前)にトイレトレーニングを始めることはあまり推奨されていません。
医師の方が書かれたnoteがとても参考になりました(外部の記事へ飛びます)→【トイトレ】「2歳になるまで始めない方がいい」と小児科医が考える理由
早くにオムツが外れて喜んでいたら、よくおねしょをするようになってしまった…なんてことになったら親も子どももつらいです。
大事なのは年齢ではなく、その子自身がトイレトレーニングに向けて準備ができているのか、ということ。
準備ができているかどうかを確認するポイントは大きく分けて2つ。体の準備(膀胱や脳の発達)ができているかと、心の準備ができているか、になります。
これらの準備が整い、以下のサインが出始めるのがおおよそ2~3歳とも言えます。
これらのサインがいくつか見られたら、少しずつトレーニングを始めてみましょう。
椅子に安定して座れることや、自分の足でしっかり歩けることは大前提としています。
知り合いの子がトイレトレーニングを始めたからと、自分も焦って始めてしまうと、トレーニングの失敗や、余計な不安やイライラが増える原因にもなってしまいます。
トイレトレーニングに向けての準備や必要なもの
世の中にはトイレトレーニングをスムーズに進めるための便利グッズが数多く存在します。
これらの物品をすべてそろえる必要はないよ!必要だと感じた時にすこしずつ買い足すといいね
トイトレ便利グッズ
おまると補助便座って、どっちがいいんだろう?
家のスペースやトイトレを開始する時期(子どもの体格など)にもよるね
詳しくはこちら→おまると補助便座はどっちがおすすめ?両方使って分かったメリット・デメリットを詳しく解説
私も子どものトイトレには苦戦し、娘にはおまると補助便座の両方を試しました。
補助便座(2歳7か月~)→おまる(2歳9か月~)3歳で成功→補助便座(3歳)→補助便座なし(3歳1ヵ月~)という経緯をたどっています。
おまるはオムツ以外の場所で排泄するきっかけ作りになったので、短期間しか使いませんでしたが買ってよかったです。
一方で補助便座は必要なかったと感じています。補助便座を使用することで外出に困ったり、尿が隙間から漏れたりした経験あるからです。娘は体格もしっかりしていました。
詳しくはこちら→【補助便座は必要ない!】トイトレ完了後3つの悩みと解決策【3歳女の子】
しかし早くにトイトレを始める場合や小柄な子の場合、トイレへの恐怖心が強い場合などは補助便座が必要になります。
その他にも、踏み台は必須、トレーニングパンツは必要ない…と個人的には考えています。
詳しい理由やメリット・デメリットについては別の記事で紹介しているので、よければ参考に。
→【必見】トイレトレーニングが楽になる!おすすめグッズまとめ
グッズをそろえる時はぜひ子どもと一緒に選んで
一緒にトレーニングパンツを選んだら、トイトレにやる気を出してくれたよ!
好きな色のおまるを選んだり、好きなキャラクターのシールを一緒にトイレ貼ったりなど、親子で準備を進めることで、子どもが主体的にトイレトレーニングに取り組めるようになり、成功に繋がりやすくなります
親子で楽しみながらグッズをそろえ、トイレトレーニングの環境を整えていきましょう。
トイトレを始める前の心の準備と環境
意外と重要なのは親の心の準備と環境!
トイレトレーニングが上手く進まないことや掃除の大変さに親がイライラしてしまうことがあります。
そのため、子どもだけでなく親も準備をしておくことが重要になります。
「覚悟を決める」って…意味あるの?
心構えをするのは本当に大事!今から考え方のコツも紹介するね
「お漏らししたら嫌だな~」などとネガティブに考えるのはNG!その上、予定のある忙しい日に子どもがお漏らししてしまうと、「あ~やっちゃったか…、掃除やだな…」と気分が落ち込んでため息が出たり、「このあと予定あるのに!」とイライラしてしまいます。
一方で、
「お漏らし?今日は時間にも余裕あるし床に物もないからしっかり掃除できる。いつでもOK、どんどん漏らしちゃって!」や、
「今日は午後から予定があるから無理しない日!パンツの上からオムツ履かせとこう♪」
などとポジティブに考えて心の準備をしておけると、お漏らししてしまった時も不思議とイライラしません。
親が、お漏らしを含むトイトレに関連する行為で怒ったりイライラしてしまうと、子どもがトレーニングを嫌がる原因になります。ゆったりとした気持ちで進めることが大事
また、「できなかったこと」より「できたこと」に目を向けることも重要です。
褒めるのが大事なのは分かるけど、失敗ばかりでトイレも拒否。褒める場面がないよ…
本当に褒めるところがないのかな?「できたこと」に気づけてないだけかも
え?そんなことを褒めるの?と思うようなところでも褒めてあげてください。大人にとって当たり前のことが、子どもにはとても難しいことがあるからです。
例えば、トイレに座れた、トイレの水を流せた、お漏らししたことを自分から教えてくれた、お漏らしのあと一緒に床の掃除をした、お漏らししちゃうぐらい一生懸命遊んでいた、などなど。視点を変えて褒めまくります。以前褒めたことも何回でも褒めてOK。
褒めると自信がつき、トレーニングが進みやすくなります。
トイレトレーニングの手順ガイド:5つのステップ
トイレトレーニングは焦らず、少しずつ進めることが大切です。ここでは、トイレトレーニングの具体的なステップを紹介します。
子どもの体調や気分によってはトレーニングが進まなかったり、オムツに後戻りすることも。そんな時は一度中断してみてね
トイレトレーニングを焦るとイライラしたりツラくなるため、スモールステップを意識することがコツです。
親にとって当たり前の些細なことが、子どもにとっては難しい作業であることがあります。子どもは日々努力して成長しているにも関わらず、簡単な作業であるほど親は子の変化に気づいてあげられません。そこで、より小さな成長に目を向け、簡単なことでも子どもを褒めてあげることで、親子ともにストレスなく楽しくトレーニングを進められるようになります。
上の5つの手順は全体の大きな流れになるので、これらをより細かく分解し、できるだけ小さなステップを用意することで、親子ともに達成感を感じやすくなります。
どのような作業に分解できるか、より細かく別記事で紹介します。【近日公開予定】
ステップ① トイレに興味を持たせる
まずは、子どもがトイレに興味を持つように促します。実際にトイレを見せてあげたり、トイレに関連する絵本を一緒に読んであげたりします。
子どもはトイレを怖がる場合も多いから、排泄の練習を始める前に、まずはトイレに慣れさせてあげることが大事!
何から始めればいいか悩んでたけど、トイレの絵本を読んであげるのも立派なトイトレなのね!
他にも、親がトイレを使う姿を見せたり、トイレに好きなキャラクターのステッカーを貼ったりなど、トイレは怖い場所ではないと感じさせることが大切です。
トイレを見せる時に「おしっこをする場所だよ」と声をかけるのもいいね
トイレをおもちゃやステッカーで飾りすぎると、トイレを遊び場所だと勘違いしてしまう可能性もあるので、ほどほどに。
ステップ②トイレ(おまる)に座る習慣をつける
トイレに少しずつ慣れてきたら、今度は実際に便座に座る練習をします。
最初はおしっこやうんちが出なくても、トイレに座ることに慣れさせることが目的です。時間を決めて定期的にトライします。
便座に座る時には補助便座と踏み台を使用することが多いです。(迷ったらこれ)
便座に座るのを嫌がる場合は、まずは服を着たまま便座に座って慣れていきましょう。
それでも拒否反応が強い場合は、おまるを利用するか、トイトレを進めずステップ①に戻るか中断し、トイレへの恐怖心を減らすようにします。
最初からおまるを使う場合はどうすればいい?
おまるに座る練習でOK!最終的にトイレへ移行できるように、トイレに慣れる練習や座る練習も少しずつ進められるといいね
ステップ③実際にトイレ(おまる)で排泄する
トイレに座ることに慣れたら、タイミングを見計らってトイレでおしっこやうんちをする練習を始めます。
子どもを観察して、排泄することの多い時間帯にトイレに誘ってみると効果的です。
特に朝起きてすぐや食事のあとは排泄しやすいタイミング!優しく誘ってみて
何回も座らせてるけど、全然トイレでしてくれない…
私たちだって突然オムツに排泄しろなんて言われたって難しいよね?出ない時は出ないと割り切って、ゆっくり進めていくのが大事!
最初は成功しなくて当たり前。
「最初の1ヵ月は朝起きてすぐトイレに座ることができればOK、もし排泄に成功したらラッキー♪」くらいの気持ちでいた方が親子ともにラクに進められます。怒らず焦らず、見守ることが大切です。
ステップ④自分からトイレに行ける
トイレで排泄できるようになってきたら、次は自分からトイレに行けることを目標にします。
尿意を感じた時に「トイレに行きたい」と教えてくれるようになることです。
最初のうちは親が時間を決めてトイレに連れて行く場合がほとんど。とはいえ、お漏らしを恐れていつまでも親がトイレに誘導するのはよくありません。
子どもがきちんと尿意や便意を感じ、自分の意志でトイレに行けるように促します。
トイレに慣れてきたら「おしっこしたくなったら教えてね」と声をかけて様子をみよう!
ステップ⑤夜もパンツで過ごせる
日中のトレーニングがある程度進んだら、次は夜間のトレーニングに移ります。
昼間は親のサポートでトイレに行かせることができますが、夜は時間も長く、無意識におねしょをしてしまうことも多いです。昼間はパンツで過ごしていても、しばらくの間、夜だけ無理せずオムツで過ごしてもいいです。
しかし、トイレトレーニングに成功したばかりの頃にオムツを履かせてしまうと、オムツに安心してまたオムツに排泄するようになってしまう場合があります。酷い時はまたトイレを拒否してしまいます。
そのようなオムツへ戻ってしまうことを防ぐための対策をいくつか紹介します。
おねしょ対策の防水ズボンはこのような商品です↓
部分的な防水シーツだと、布がずれたり、子どもの寝相で意味がなかったりするので、敷布団(マット)全体を覆える物が良いです↓
素肌にオムツではなく布が当たるようにすれば、オムツの時のような安心感が少なく、逆戻りを防げます。
また、おねしょをしてしまったときも濡れて気持ちが悪いので、夜間のトイレトレーニングの意識付けになります。
パンツの上からオムツを履く方法は、長時間の外出時にも使えるよ!
汚れてもパンツだけだから、親子ともに安心してお出かけを楽しめるね
忙しい朝におねしょの洗濯が増えると大変だから、夜のトイトレは気長に頑張るよ
オムツ卒業より大事なのは、親子でストレスを溜めないこと!ゆっくり進めようね
トイレトレーニング中によくある悩みと対策
トイレトレーニング中には、うまくいかないこともあります。ここでは、よくある悩みとその対策について紹介します。
トイレを嫌がる場合は?
- Qトイレを嫌がる場合は?
- A
原因を見つけて対策を。ゆっくりトイレに慣れよう!
子どもがトイレを嫌がるのは、初めての経験に対する不安や、トイレが怖いという感情が原因のことが多いです。トイレを嫌がる理由を具体的に5つ紹介します。
- 変化することが嫌(オムツからトイレへ)
- トイレに対する恐怖心(水の音・暗い・狭いなど)
- 失敗への不安
- トイレトレーニングに対するプレッシャー
- 体調不良や疲れ
このような場合は、無理にトイレに連れて行くのではなく、まずトイレに慣れさせることが大切です。
トイレに好きなキャラクターのステッカーを貼ったり、トイレの水を子どもが流したりなど、怖い場所ではないと意識づけさせます。
今までは大丈夫だったのに、突然嫌がるようになってしまった場合は、一度中断してじっくり話を聞いてあげてください。
子どもは言語化が苦手なので「怖いことがあった?」「大きな音がした?」「冷たくて嫌だった?」など、一つひとつ確認してあげると良いです。
トイレに慣れるためには、トイレトレーニングの手順で紹介したスモールステップが有効になるので、ぜひ試してください。【近日公開予定】
おむつに戻ってしまったときの対応は?
- Qおむつに戻ってしまったときの対応は?
- A
環境の変化や心の問題かも。トレーニングを中断して落ち着くのを待ってあげて
トイレトレーニングが進んでいたのに、急におむつに戻ってしまうことがあります。
特に、引っ越しや入園、人間関係の変化など、生活に変化があった場合、子どもが安心感を求めておむつに戻りたがることも。
娘も年少クラスに進級してクラス替えしたら、おねしょするようになったよ
このような時期は無理をせず、再びおむつを使うことを許してあげるのも一つの方法です。
完全にオムツに戻さなくても、パンツの上にオムツを重ねて過ごすのもあり。
オムツに戻ると親も不安ですが、トレーニングにこだわり過ぎず一度休憩することが、逆に近道になることもあります。
環境が安定するまでは、焦らず、子どものペースに合わせましょう。
オムツじゃないと嫌!という場合は?
- Qオムツじゃないと嫌!という場合は?
- A
子どもと一緒にオムツを使う期限を決める
いつまでオムツを使うか、子どもと一緒に決めてしまいます。親が一方的に決めるのではなく、子どもと相談し、自分で決心させることが大事。
- カレンダーのこの日まで
- 今使っているオムツの袋がカラになったら
- 誕生日まで
このようにいくつか提案すると、子どもが選択しやすいです。
ただし強制するのは良くないので、どうしてもオムツが良いと言う場合は無理にパンツに変えず、オムツのままトレーニングを進めるのも一つです。
子どものやる気が出ない時は?
- Q子どものやる気が出ない時は?
- A
とにかく褒める!あとはゲーム化、楽しみを作ってあげて
トイレトレーニング中は、成功と失敗がつきものです。失敗してしまっても「次はできるよ!」と前向きな言葉で励ましてあげましょう。
逆に、成功したときはたくさん褒めてあげることが大切です。
トレーニングをゲーム化するとやる気がアップします。
100円ショップなども活用して、モチベーションアップ!
トレーニングが進まず親が焦ってしまう時は?
- Qトレーニングが進まず焦ってしまう時は?
- A
大人になってオムツを履いてる人はいない!と親自身に言い聞かせる
トイレトレーニングは子どものペースで進めることが大切、周りの子と比べる必要はありません。なんてよく聞きますが…
そんなこと分かってる。それでも焦っちゃうのよ~!
トイレに興味を持たない…家のトイレを嫌がる…幼稚園や保育園では問題なくトイレができているのに、家ではオムツを履きたがる…うんちだけオムツに排泄する…などなど、思うように進まないと焦ってしまいます。
そんな時、私なら「早期にトイトレを行うデメリット」を意識して、無理にトレーニングを進めないようにするかな
焦って頑張ったところで良いことないかも…子どもの成長を待つのって大事なのね
子どもの準備さえ整えば、今までの悩みが嘘のようにとんとん拍子にトレーニングが進むことがあります。
大人になってオムツを履いてる人はいない!と自分に言い聞かせて、子どもの成長を待ってあげましょう
トイレトレーニングはいつまで続くの?
- Qトイレトレーニングはどうなったら終わり?
- A
子どもが自分から「トイレに行きたい」と言えるようになることが一つの目安
トイレトレーニングが「いつ完了したと判断すればいいのか」と気になる人もいるかと思います。
最もわかりやすいのは子どもが自分から「トイレに行きたい」と言って排泄できるようになることです。
とはいえ判断基準は人によって様々で、
このように、どこを完了地点とするかによって、トレーニングが終わる時期には大きく差が出ます。
何をもって「終わり」とするかは人によってかなり異なるから、やっぱり人と比べるべきではないね
まとめ
トイレトレーニングは、個々のペースを大切にし、失敗しても焦らずに進めることが大切です。
子どもが安心してトレーニングに取り組めるように、親が心に余裕をもって進めましょう。
子どもの十分な成長を待って排泄の練習に取り組むことも重要です。排泄を強制することは百害あって一利なし。3歳でトレーニングを開始しても、何も遅くはありません。周りと比べず、その子自身をよく観察してあげてください。
成功したときはたくさん褒めて、楽しみながら進めていきましょう。
それでは。
目次
コメント