こんにちは、はなです。
今回はトイトレのお話です。具体的には、娘がトイレで補助便座を利用して排泄できるようになったその後のお話になります。
「トイレで排泄さえできればゴール!」…最初はそのように考えていました。しかし実際は、トイトレ完了後に多くの壁にぶちあたるのです。なんといっても…
お出かけのハードルが高すぎる…!!
トイレで排泄できても全然ゴールじゃないっ!!!
中でも特に厄介なのが補助便座です。
なぜか補助便座を使用しないと幼児は排泄できないもんだと思い込んでいた私は、2~3歳児がそのまま便座に座って排泄するなんて1ミリも想像できませんでした。当然、補助便座の購入にいたります。
しかし、補助便座で排泄するようになって様々な問題に気が付くのです。
あれ?補助便座…ほんとに必要?
試行錯誤を重ねた結果、娘は3歳1ヵ月の時点で補助便座を使わずにトイレで排泄できるようになりました!(身長約95㎝、体重約13㎏)
つまり補助便座は必要ない!
トイレで使うのは足台だけなので、準備も掃除もラクチンです。
この記事では、トイトレ完了直後にお出かけする際の問題点とその対策について紹介しています。特に、補助便座を使わずに排泄する方法については必見です!
追記:2023.05.12アップしました↓
【補助便座なしでトイトレ】便器のうんち汚れ・おしっこの隙間漏れなどトラブルも…半年後の現状と対策を紹介
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トイトレ完了直後に発生した3つの悩み
トイトレ完了の定義って人によって様々だと思いますが、私が「トイトレ完了した!」と感じたポイントをあげておきます。
トイトレ完了したーーー!と喜んだのもつかの間。すぐに問題が発生しました。
大きく分けてこの3つです。
本当の意味でのトイトレ完了とはまだ先のことだったのです・・・。
悩み①トイトレ完了直後、パンツで外出できる?
私がトイトレを進めたきっかけは、娘を幼稚園の満3歳児クラスに入園させたいと考えたからです。
なぜなら入園の条件が「パンツで登園し、トイレで排泄できること」だったから。入園は誕生日の約1ヵ月後とのこと。
ようやく3歳の誕生日前後でトイレができるようになってきたのに、その1ヵ月後にはパンツで登園!?
いや、ハードスケジュール!
体験入園で楽しそうにしてたけど無理かも。満3歳での入園はあきらめるかぁ…と考えました。
ところが幼稚園側から、「まだ実際に入園するまで1ヵ月くらい時間があるのでたぶん大丈夫ですよ~」と楽観的なお返事が。
それなら少し頑張ってみるかと、パンツでお出かけする練習を始めました。
※この時はまだ補助便座を使用しています。
初めてパンツで外出!「短時間」&「オムツ重ね」で対策し、地道に練習
最初の数回はこのように対策して買い物へ。
慣れてきたところでオムツを重ねず、本当にパンツのみで外出してみました。
すると、買い物中とっても不機嫌に。そのうえ帰ってすぐにお漏らししてしまいました。
パンツだけで外出する緊張感や不安感でいろいろと我慢していたのかもしれません。
なんだか可哀そうだったので、「パンツが嫌だったり、幼稚園に行くのが嫌なら、練習やめてもいいよ。」と話しましたが、娘としては幼稚園に行きたかったようで、その後もパンツでの外出を練習しました。
トイトレは「トイレで排泄できたら終わり」じゃないのね…
パンツに慣れたら外出時間を延ばし、外出先のトイレを利用してみる
パンツのみでの外出に慣れてきたら、外出時間を少しずつ長くしていきます。
今まで30分だったのを、1時間に延長してみる、といった具合です。
するとある日、外出先のショッピングモールで「トイレに行きたい」と言ってくれました。
トイレに備えられていた補助便座を使用し、見事トイレ成功です!
外出先で一度でもトイレを成功させると、子どもの自信につながるようで、娘もなんだか誇らしげな顔をしていました。
これで幼稚園にも行かせてあげられる…
そう。幼稚園には当然子どもサイズのトイレが用意されているから。
ん?ちょっとまてよ。
補助便座がないトイレではどうすればいいんだ?
悩み②外出先で補助便座や子ども用トイレが無かったら排泄できない
私がこの問題に気づいたのは、近場の観光地に遊びに行こうという話を夫としていた時でした。
多くのショッピングモールや子ども向けの施設には、補助便座や子ども用トイレが用意されています。トイトレ完了直後の家族には安心のお出かけ場所ですね。
しかし観光地となると話は別です。それどころかトイレが狭くて汚いところも多いですよね。
トイトレ完了直後にお出かけする時は、外出先のトイレに補助便座や子ども用トイレがあるか調べるのは必須です。
施設のホームページにトイレの情報を載せてくれているところもあります。
けど、調べても分からないことの方が多かったのよね…
では、補助便座のないトイレではどうすればいいのか?
「抱えてトイレさせれば良いのでは?」と思われそうですが、普段補助便座を使用しているせいか、しっかり支えているにもかかわらず怖がって断固拒否されました。練習が必要です。
(結局支えてトイレに座るようになるのですが、その話は「補助便座なしで座る練習をする」で説明しています。)
補助便座がない外出先での対応策3つ
ということで補助便座がない外出先での対応策を3つ紹介します。
1.補助便座がなければオムツを履かせる
トイトレをゆっくり進めていく場合はオムツでお出かけもありだと思います。
オムツをはくことで、親子ともに「お漏らしするかも」というストレスから解放されるメリットは大きいからです。
楽しくお出かけするためにも、一時的にオムツをはかせるのはいいね!
しかし1ヵ月後の入園までにパンツで外出できることを目標にしていた我が家では、外出時のオムツは却下しました。
オムツをはいた瞬間におしっこをしたり、トイレでの排泄を拒否されたりなど、逆行現象が起こる可能性があるからです。そうなるとまた最初からやり直し…。
特に「トイレでの排泄が当たり前」になる前にオムツをはかせてしまうと、オムツに逆戻りしやすいので要注意です。
対策として我が家では、長時間の外出時だけパンツの上にオムツをはかせることもありました。
もしもに備えて、安心感のためです。
また、パンツの上からオムツをはくことで、子どもはパンツをはいている感覚のまま過ごすことができます。
我が家では夜の睡眠時もこのスタイルです。(暑い時期は蒸れるのでやらないことも)
素肌にオムツが当たらないから、ボロボロになるまで使いまわしできて経済的(笑)
2.持ち運び用(折りたたみ)の補助便座を持っていく
持ち運び用の補助便座は、購入するか本当に迷いました。
こういうのです↓
どうしても購入に踏み切れなかったのは、トイレに使うものを常に持ち歩くということに、強い抵抗感があったからです。
そりゃあ、お漏らしで汚れた服やオムツを持ち歩くことなんて多々ありますよ。
だけど、よそのトイレで使った便座を持ち歩くのは…なんか違う。どんなにキレイに洗ったとしてもなんか嫌…。
しかも外出先で使用したあとはきれいに拭いたり洗ったりなどの手間が…考えただけで面倒です。
そして荷物も増えます。
私はすぐに肩がこるから、できるだけ荷物は軽くしたいっ…!
ということで保留としました。
ひとまず補助便座なしで座る練習をし、どうしても無理なら持ち運び用の補助便座の購入を検討することにしました。
3.補助便座なしでトイレに座る練習をする
消去法により、補助便座なしで親が支えて便座に座る練習をしてみることに。
できるようになるまではトイレ状況がよく分からないところへのお出かけは中止しました。
ただし娘の拒否反応がすごい。
今まで補助便座でお尻をピッタリ支えていたのに、急に支えがなくなって不安なのは当たり前ですよね。
そのため最初のうちはパンツをはいたまま支えて「座るだけ」の練習をしました。
この頃の娘はまだトイレ自体に慣れておらず、「尿意が我慢できなくなるまではトイレなんて行きたくない!」という状況。
「服をきたまま補助便座なしでトイレに座る練習したら、好きなおやつをあげる!」と誘ってなんとか練習しました。
困ったときのご褒美作戦(笑)
頑張ってトイレに座れた時はめちゃくちゃに褒める、を何回か繰り返すと、だんだんと慣れてきてくれました。
どうにか機嫌のいい時を見計らって、たまーに親が脇を支えたまま補助便座なしで排泄する練習をしていました。
この時はまだ、外出先に補助便座がない時のための特訓という感じだったので、普段は今までどおり補助便座を使って排泄していました。
しかし自宅で毎日補助便座を使用しているうちに、さらなる問題点がでてきました。
悩み③補助便座を使うと隙間からおしっこが飛んで漏れる、女子なのに…
正直最初は何が起こっているのか分かりませんでした。
女子はおしっこが飛ぶなんてこととは無縁だと思っていたので。
まさか女子で飛ぶのってうちだけ…?!
おしっこをすると高確率で、補助便座と便座の隙間からおしっこが漏れて便器をつたい、床まで汚れてしまいます。
ひどい時は補助便座を越え、弧を描くように飛んで汚してしまうことも。(いや、男子か!)
最初のうちはトイレが成功したことが嬉しくて、多少汚そうがどうでもよかったのですが、これが毎回になるとたまりません。そこで原因を考えてみました。
補助便座に座る時の姿勢(腰の角度)が悪い
腰を前に突き出すような、変な角度をつけて座ると飛んでしまうようです。
腰の角度に気をつけることでやや被害を減らすことができましたが、気を付けても漏れる時は漏れます。
補助便座の前の方ギリギリに座っている
補助便座の前の方に座っていたら、そりゃあ隙間から漏れてしまうよね。ってことで、便座の後ろの方に座って距離をとってみましたが、少しは被害が減ったという程度でやはり漏れる時は漏れる。
おしっこの勢いの問題
これはもうどうしようもない。
2~3歳児に伝えたところでコントロールは難しい。
補助便座の構造上の問題
補助便座も様々な種類があり、前に持ち手がついている商品や、前の「かえし」部分が大きめに作られている商品など、物によっては便器の外に尿が飛びにくい作りになっています。
しかし我が家で使用しているのはリッチェルのソフト補助便座で、こちらは持ち手がなく「かえし」部分も小さめでした。
軽くてシンプル、掃除しやすい点は気に入ってるんだけどね~
でも本当に補助便座の構造が原因なのか…?別の補助便座だったら漏れない?
かえしが大きければ補助便座を越えて飛ぶ、という問題はなくなりそうですが、隙間から漏れるという問題は解決しないような気がします。
ここまで考えてようやく気づいたのです。
足を大きく開いて座ることでおしっこが飛びやすくなる
補助便座に足を大きく開いて座っていることが問題なんじゃないか、ということに思い至りました。
ちょっと変な話ですが自分を振り返ってみました。
足を閉じてトイレしてます。もちろん飛びません。
こうなったら足を閉じて座らせるしかない!
しかし補助便座を使用している限り足をぴったり閉じて座ることはできません。補助便座は前にかえしがついているからです。
こうして補助便座を使わず、足を閉じて排泄する練習をしてみることになりました。
その結果、おしっこが漏れることは格段に減り、ほぼ汚さなくなりました!!
これで解決!補助便座なしで便座に座る方法
我が家で実践した、3歳児が補助便座なしでトイレに座る方法を伝授します。
ここでのポイントは、足を閉じたまま座ること!
足を閉じることでおしっこが飛ぶ確率をかなり下げることができます。
前の方に座るとはいえ浅く座りすぎてしまうと、結局隙間からおしっこが漏れてしまうので、足を閉じた状態のままできるだけ深く座るのがコツ。その目安が「ひざ裏が便座に着くこと」です。
この姿勢で幼児が便座に座ると必ずお尻が浮きます。
便器に落ちるんじゃないかと不安になるけど、これが意外と大丈夫!
子どもは吸収が早いです。
恐怖心さえなくなればすぐに安定して座れるようになります。
恐怖心をなくすには練習あるのみ!簡単なことから少しずつ練習します。
我が家でも最初はパンツのまま、親が脇を支えて「便座に座るだけ」の練習を繰り返しました。
お尻の近くに自分で手を着くと安定しやすいので、慣れるまでは親が「ここに手を着いて」と誘導してあげるといいです。
娘も自分でお尻に近いところの便座に手を置いて体を支えるようになり、徐々に親が脇を支えなくても自分の力だけで座れるようになりました。
今では手を離してトイレットペーパーも自分で取れます。
あれだけ怖がっていたくせに…慣れってすごい
足を閉じて便座に座ることのメリット
補助便座なしで座ることで、思った以上にいろいろなメリットがあったので紹介します。
狙い通り、おしっこが漏れて汚れることが減ったのが1番のメリットですが、もう一つすごいメリットが。
それは、トイレに座る時に毎回ズボンや下着を全部脱がなくていいということです。
補助便座を使っていた時は足を大きく開かなくてはいけないため、大人のようにパンツを足首まで下ろして便座に座るということができませんでした。
毎回ズボンやパンツを片足だけ、または全部脱がなければならなかったのです。
トイレのたびに脱いでぐしゃぐしゃに丸まった服を元に戻して履かせるのは、地味にめんどくさいっ!
ズボンとパンツを下ろして座るだけなんて、圧倒的にラク。まさにプチストレスが解消された瞬間でした。
補助便座を使わなければ、外のトイレで汚れを気にしなくて済む
外出先でのトイレは本当に快適になりました!外のトイレには高すぎるハードルがあります。
一言で言うと、汚くて狭いトイレはとにかく大変!ストレス!というわけです。
対策としては、靴を脱ぐときに親の太ももに子どもの足を乗せたり、足置き場用にチラシを持ち歩いたりしていました。
苦肉の策…もはや苦行でしかない
しかし補助便座なしで座れるようになったことで、これらの問題が全て解決しました。
とにかくつらかった狭いトイレもそこまで負担に感じません。
補助便座を掃除する手間がなくなった
尿の飛び散りを抑えるような形の補助便座の場合、特に掃除が大変です。裏側が複雑な形のものも。
尿のニオイは放っておくと悪臭に変わるのでこまめな掃除が必要です。が、
補助便座を使わなければ掃除も必要ありません!
置き場所にも困りません!
トイレの汚れ防止おすすめグッズ
補助便座無しでのトイレに成功し多くのメリットがあったわけですが、たまにトイレを汚してしまうこともあります。
このような場合、やはり便座と便器の隙間からおしっこが漏れてしまいます。
そこで、トイレの便座と便器の隙間に貼るシートを購入しました。
サンコーの「おしっこ吸うパット」という商品です↓
この商品のおかげで、便器から伝って床まで垂れたおしっこを掃除する、という手間がなくなりました。
本当に便利です。
日々の掃除のついでに確認し、汚れていたら交換するので、週に1~2枚消費しています。このくらいの消費量ならコスト的にも許容範囲。
補助便座を使っていた時にもこのパットを付けておけばよかったと後悔しましたが、汚れる頻度が高すぎてかなりコスパが悪かったと思います…。
まとめ:補助便座は最初から必要ない?
現時点で「補助便座は全く必要ない」と言い切れます!
しかし、本当に最初から必要ないのか、と言われると悩ましいところ。
補助便座がないとお尻が浮くので、初めてのトイレで緊張している子どもの恐怖心を増してしまう可能性があるからです。
その場合、トイレに対する拒否反応が強くなり、トイトレが進まない可能性があります。
逆に年齢の近いお兄ちゃんやお姉ちゃんが、補助便座なしでトイレに座っている様子を見せることができれば、「そういうもの」と認識させることができそうです。
子どもの体幹がしっかりしており、トイレへの恐怖心が少ない(または座る練習をした)のであれば、初めから補助便座なしでトイトレする価値はあります。
とりあえず補助便座なしで試して、上手くいかなかった場合に補助便座を購入しても遅くはありません。
みなさんのトイトレが上手くいきますように!
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それでは。
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